ベトナム当局、外国為替投資詐欺の集団メンバーを起訴 40億ドン以上を詐取
ベトナムのハノイ市人民法院は、無認可の投資顧問会社を装って外国為替投資を勧誘する詐欺事件で、2人の被告人を有罪判決した。犯行グループは違法な取引プラットフォームを利用し、400億ドン以上(約2,000万ドル)をだまし取ったとされている。
事件の概要
2026年8月26日、ベトナムのハノイ市人民法院は、無認可の投資詐欺グループに関与した2人の被告人に対する判決を言い渡しました。被告人ルオン・ヴァン・クイン(生年2000年)とグエン・ヴァン・スン(生年2003年)は、組織的な詐欺グループの一部であり、400億ドン以上の資産詐取で起訴されていました。
詐欺組織の仕組み
この事件は、ホ・ビック・ゴック(生年1996年)という人物が2020年初頭に設立した「Master Group Trading and Investment Consulting Limited Liability Company」から始まりました。同社は金融投資と外国為替取引の許可を持たないにもかかわらず、投資顧問業務を行い、顧客を勧誘していました。
グループは以下の手口を使用していました:
- 複数の違法な取引プラットフォームを利用:GFS、TOPMAX、Richsmartなどの未認可取引所のアフィリエイトリンクを取得
- 紹介手数料システムの構築:複数段階の紹介報酬体系を設定し、マネージャー、リーダー、営業担当者など階層構造を作成
- 手数料の回収:取引量に基づいてコミッション(COM)を受け取り、下位の層に配分
詐欺手口の実際の展開
被告人クインは、グループのトップが所有する高級車(メルセデスベンツを含む)を利用して潜在的な投資家に接触していました。裁判で明かされたところによると、クインは以下のような方法で詐欺を実行していました:
- 高級車で移動し、高級な服装をして顧客に接触
- カフェで潜在的な投資家を接待し、投資を勧誘
- 大口の投資者が現れると、取引プラットフォームが「停止」する状況を意図的に作出
クインは3件の詐欺で190億ドン以上をだまし取り、4億4,000万ドン以上の違法な利益を得ました。一方、スンは1件の詐欺で約10億ドンをだまし取りました。
詐欺の警告信号
このような詐欺を見分けるポイント:
- 未認可の投資顧問:正規の金融機関ではなく、個人や無認可企業からの投資勧誘
- 高級な生活様式の演出:顧客に信用させるため、高級車や高級レストランでの接待
- 紹介による勧誘:友人や知人からの紹介という個人的な信頼を利用
- プラットフォームの不安定性:大きな投資後に取引所が機能停止する現象
- 段階的な利益配分:複雑な多層的手数料体系
被害防止のポイント
- 規制監督機関への確認:投資会社や取引プラットフォームが正規のライセンスを持っているか、各国の金融監督局で確認する
- 急速な利益の約束への警戒:非現実的なリターンを約束する投資案件は疑わしい
- 身元確認の徹底:投資顧問の資格や企業の登記状況を独立して確認
- 家族や信頼できる人への相談:大きな投資決定の前に、第三者の意見を求める
- 書面による契約:必ず書面での契約内容を確認し、規約を読む
被害後の相談窓口
ベトナムでの被害報告:
- ベトナム警察の経済犯罪捜査部
- 各地の法院(人民法院)
- 消費者保護協会
国際的な被害の場合:
- 本国の金融監督機関
- 国際詐欺対策センター
- 国際刑事警察機構(INTERPOL)