米当局がロシア語話者向け暗号投資詐欺ネットワークを摘発、241サイトと112サーバーを差し押さえ
ブルックリン検察庁とFBIが、ロシア語話者を標的とした大規模な暗号資産投資詐欺ネットワークを摘発しました。3年間の調査の結果、ウクライナおよび東欧に基盤を置くサーバーとウェブサイトを差し押さえました。詐欺グループはフェイスブック広告で投資機会を装い、被害者に暗号資産を購入させて詐欺的な取引プラットフォームに送金させていました。
手口の概要
この詐欺ネットワークは、ロシア語話者を標的とした多段階の詐欺スキームを展開していました。
第1段階:勧誘 ロシア語のフェイスブック広告を通じて、高利回りの投資機会を約束して被害者を勧誘します。
第2段階:電話接触 偽の投資顧問が被害者に電話をかけ、暗号資産の購入と詐欺的な取引プラットフォームへの送金を指示します。
第3段階:資金の拘束 プラットフォームにアクセスすると、被害者は口座をロックされたり、税金や手数料名目の追加支払いを要求されたりします。
第4段階:二次詐欺 初期詐欺から数週間後、詐欺グループは「資金回復サービス」を装って再び被害者に接触し、追加の支払いを要求します。
見分け方
- ソーシャルメディア広告を通じた未承諾の投資提案は警戒が必要です
- 個人投資顧問を名乗る者が電話で暗号資産購入を勧める場合は要注意
- 受け取った利益を引き出せない、または追加費用を要求される場合は詐欺の可能性が高い
- 資金回復を約束する後続の接触は二次詐欺の典型的なパターン
被害を防ぐためのポイント
- 暗号資産投資は必ず自身で調べ、信頼できる正規のプラットフォームのみを利用する
- 電話や個別メッセージで投資を勧める人物は、企業の公式ウェブサイトで確認する
- ソーシャルメディア広告経由の投資話には応じない
- 資金の引き出しに追加支払いが必要という説明は詐欺の危険信号
- 利益の全額や一部が引き出せない場合は直ちに提供元への接触を中止する
相談・報告窓口
日本の場合:
- 警察(都道府県警察サイバー犯罪相談窓口)
- 国民生活センター(全国共通ナビダイヤル:0120-161-556)
- 金融庁(仮想通貨交換業者に関する相談)
海外被害の場合:
- 現地の法執行機関
- FBI(米国での詐欺の場合)
背景情報
この摘発は3年間の調査の結果であり、オンライン基盤がウクライナおよび東欧に拠点を置いていました。当局は過去に400のドメインを差し押さえていますが、詐欺グループは代替サイトを立ち上げ続けていました。今回の作戦では、サーバー自体と被害者データを対象とすることで、詐欺グループが迅速に新しいサイトを立ち上げることを困難にする戦略が取られました。
情報源: CryptoNews