台湾で急増する投資詐欺、現金からゴールドへ シフト・不動産担保要求も
台中で男性が2.5kg以上のゴールドを失う投資詐欺事件が報告された。警察は、銀行での現金引き出し時の詐欺防止措置が強化されたため、詐欺団が対象をゴールドや不動産担保に変更していると指摘。未公式アプリや株価グループへの勧誘に注意が必要。
詐欺の仕組み
投資詐欺グループは、社群メディア経由で「高利回り・ゼロリスク・確実に儲かる」という話術で被害者を引き付けます。被害者は不明なアプリをダウンロードするか、株価投資グループに加入するよう誘導されます。初期段階では少額の「利益」を見せることで被害者の警戒心を低下させ、その後、より多くの資金投入を促します。
詐欺団による戦術の変化
かつて詐欺団は現金を好んでいました。現金は取引の追跡が容易で、マネーロンダリングに適しているためです。しかし、台湾政府の反詐欺強化により、銀行での現金引き出しは行員や警察による介入リスクが高まりました。
この対策に対応するため、詐欺団は新たな手口に転じています:
- ゴールドの要求:多くの家庭に保有されており、金価格上昇により価値が高く、現金化が容易で、追跡困難
- 不動産担保:被害者に土地や住宅を担保に入れさせ、その資金を「投資」として提供させる手口
見分け方・警告兆候
投資詐欺の典型的な兆候は以下の通りです:
- 「確実に儲かる」「リスクなし」という言い回し
- 公式ウェブサイトではなく、社群メディアやメッセージアプリでの勧誘
- 非公式アプリのダウンロード要求
- 偽の「投資専門家」や有名アナリストになりすまし
- 初期利益を見せた後、さらなる投資を促す
- 合法的な証券会社やファンド企業の確認ができない
被害を防ぐポイント
- 投資前に停止・確認:投資プラットフォームと対象が政府に登録された合法的なものであるか、必ず確認する
- 正規チャネルを利用:株式投資は政府認可の証券会社・ファンド企業を通じてのみ行う
- 社群メディアでの勧誘を拒否:ソーシャルメディア上の不明なグループ招待や未公式アプリは避ける
- ゴールドや不動産提供の拒否:投資名目で現金以外の資産や不動産担保の要求は詐欺の兆候
- 利益増加への警戒:初期段階の利益表示に惑わされ、追加投資に応じない
相談窓口
詐欺の疑いがある場合は、直ちに台湾の反詐欺ホットライン165に電話するか、警察(110番)に通報してください。
情報源: 自由時報電子報