世界詐欺最前線世界の詐欺ニュースと手口を毎日更新
← トップに戻る
投資詐欺公開日: 2026年9月10日スペイン

スペイン・バレアス諸島で過去最大の不動産詐欺事件、逃亡犯を逮捕

スペイン・バレアス諸島で過去最大規模の不動産詐欺事件の主犯格・カルロス・ガルシア・ロルダン容疑者が、バルセロナの母親の家に隠れていたところを逮捕されました。240人の被害者から約330万ユーロを詐取し、刑期14年9ヶ月の判決を受けていました。

事件の概要

スペイン・バレアス諸島で発生した過去最大規模の不動産詐欺事件の主犯・カルロス・ガルシア・ロルダン容疑者(通称「チャーリー」)が、2026年9月10日にバルセロナで逮捕されました。同容疑者は昨年12月に懲役14年9ヶ月の判決を受けた直後から逃亡していました。

詐欺の手口

容疑者が経営する不動産仲介業者は、実際には建設資金や外部融資がない状態で、複数の住宅建設プロジェクトを企画していました。住宅購入を希望する顧客に対し、虚偽の約束をして手付金を騙し取っていたのです。

被害者240名が支払った金額は、1人あたり5,000ユーロから100,000ユーロを超える範囲で、合計約338万ユーロ(日本円で約5億円以上)に達しました。容疑者はこの金銭を宝石、自動車、旅行、そしてマリョルカのカジノでの賭け事(約270,000ユーロ、約300回の訪問)に浪費していました。

逃亡と身柄確保

容疑者は判決後、母親の家のキッチン流し台下の戸棚に隠れていました。家族が生活物資を買い出しに出かける間、本人は終始屋内に留まって発見を避けていたとのことです。

これは2度目の逃亡でした。2018年の初回捜査時には、アルゼンチンの別の場所に2年以上逃げ延びており、2019年2月にコロンビアで身柄を確保されていました。その際は、交際相手の祖母の家に身を隠し、定期的な外出がきっかけで発見されました。

今回は、警察の監視活動による確実な情報提供により、朝方の家宅捜索で容疑者を発見・逮捕することができました。

被害を防ぐポイント

不動産購入時の留意点:

  • 信頼できる不動産会社であることを、複数の独立した情報源で確認する
  • 担当者の資格や企業の登録状況を公式データベースで照合する
  • 契約前に、資金源や建設計画の具体的な根拠を明確に示してもらう
  • 異常に低い価格や急かされるような営業については特に慎重になる
  • 不明な点や疑問点が残る場合は、弁護士や住宅関連の相談機関に相談する

相談窓口

スペイン国内では、詐欺被害の報告はGuardia Civil(国家警察)またはLocal Police(地方警察)に行えます。消費者保護機関も詐欺に関する相談や苦情を受け付けています。

情報源: El País

シェア