インド警察が暗号資産詐欺で逮捕された容疑者をUAEから追跡 113億ルピー規模の詐欺事件
インドの警察当局は、2017年から2018年にかけて暗号資産「マネートレードコイン」を使った詐欺で113億ルピー以上の被害を出した容疑者アミット・ラーハンパルをUAEで逮捕した。同容疑者は偽の身分でドバイに滞在していたとみられ、インターポール赤手配状況に基づいて逮捕されたもので、現在インド当局が身柄引き渡しの手続きを進めている。
事件の概要
2017年から2018年にかけて、暗号資産「マネートレードコイン(MTC)」を使った大規模な投資詐欺事件が発生しました。インド当局によると、113億ルピー以上の被害額が報告されています。本事件の主要容疑者であるアミット・ラーハンパルは、UAE(アラブ首長国連邦)で逮捕され、現在インドへの身柄引き渡し手続きが進められています。
詐欺の手口
信頼獲得の方法
容疑者ラーハンパルは、自らを政府の財務省職員であると偽り、投資家の信頼を得ようとしていました。この詐欺スキームでは、デリー、プネー、ナーシクなどの都市の高級ホテルでセミナーが開催されました。
投資家への約束
参加した投資家に対して、以下のような利益を約束していました:
- マネートレードコインが政府の公認を受けると説明
- 暗号資産の価値が大幅に上昇すると表示
- 投資に対して高い収益率を保証
詐欺スキームの展開
当初のマネートレードコイン詐欺の後、ラーハンパルと関係者は複数の詐欺的暗号資産スキームを次々と立ち上げました:
- Coin Deposit Ratio
- MTC Banque
- MTCX India
- Cryptozaniya
これらのスキームでは、容疑者たちが暗号資産の価格を不正に操作し、やがて取引と引き出し機能を停止させました。その結果、多くの投資家が元本と約束された利益の両方を失いました。
詐欺からの逃亡と身柄確保
インド当局が事件を立件した後、ラーハンパルと関係者らはインドから逃亡しました。調査から、以下の逃亡経路が明らかになっています:
- アンティグア・バーブーダの偽造パスポートを取得
- ドバイに潜伏し、偽りの身分を使用
- インターポール赤手配状況により、UAE当局に情報提供
- UAE当局による逮捕に至る
また、容疑者の妻も2023年から2024年にかけて、インドを脱出しようとして3度空港で足止めされました。その後、海外で取得したアンティグア・バーブーダのパスポートを使用してインドを離れたと見られています。
被害と資産追跡
押収資産
インド当局の捜索により、以下の資産が確保されています:
- 約1億ルピーの現金が押収
調査対象資産
当局は現在、以下の詳細な調査を実施しています:
- 容疑者及び関係者名義の不動産
- 銀行口座と金融取引
- 暗号資産関連の取引
- デジタル資産
これらの調査を通じて、113億ルピー以上の資金がどのように集められ、移動させられ、国外に流出した可能性があるのかを追跡しています。
詐欺を見分けるポイント
警告信号
- 政府職員など権威者であると主張する者からの投資勧誘
- 承認されていない新しい暗号資産への投資推奨
- 「確実な利益」や「高い収益率」という約束
- 政府認可や規制当局の認可がない暗号資産
- 高級ホテルでの限定的なセミナー開催
- 引き出しや取引機能の突然の停止
被害を防ぐための対策
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投資前の徹底的な調査
- 投資商品が正規の規制当局に認可されているか確認
- 企業や個人の身元を独立した情報源で検証
- 許可された金融機関のウェブサイトで確認
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高い利益の約束に注意
- 現実的ではない利回りを約束する案件は避ける
- 確実な利益の保証はあり得ない
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公式チャネルの確認
- 暗号資産取引所の公式サイトから確認
- 公式でない連絡先からの勧誘に応じない
-
家族や信頼できる人への相談
- 大きな投資決定の前に相談する
- セミナーに招待された場合は慎重に検討
相談窓口
詐欺の可能性がある場合は、以下の機関に相談してください:
- インド全国サイバー犯罪報告ポータル(IAMAI)
- 地域の警察本部の詐欺捜査課
- 金融規制当局(SEBI等)
- 消費者保護委員会
情報源: The420.in