銀行詐欺が世界中で35%増加、投資詐欺が最大の損失をもたらす
世界中の370以上の金融機関のデータによると、過去12ヶ月間で銀行詐欺の試みが35%増加しました。投資詐欺が最も高額な平均損失(6,600米ドル)をもたらし、就職詐欺が258%の急速な増加を記録しています。行動分析技術を活用する銀行は、取引前に詐欺を検出できるようになってきています。
詐欺試みの大幅な増加
世界21ヶ国の金融機関370以上がまとめたデータによると、過去12ヶ月間で銀行詐欺の試みが35%増加しました。これらの機関は合計7億6,000万人以上のユーザーにサービスを提供しており、詐欺検出技術を導入した銀行では前年の65%増から改善されています。
詐欺の手口と特徴
投資詐欺が最大の損失 投資詐欺は詐欺全体の中で最も高額な損失をもたらし、1件あたりの平均損失額は6,600米ドルに達しています。これは全詐欺タイプの平均より5倍高い金額です。
就職詐欺の急増 2026年に就職詐欺の被害者数は258%増加し、最も急速に成長している詐欺タイプとなりました。
購入詐欺が最頻出 購入詐欺は全詐欺試みの33%を占め、最も一般的な詐欺形態です。
モバイルデバイスが主流 詐欺セッションの90%以上がモバイルデバイスから発生しており、前年比で5ポイント増加しています。
詐欺師の手法の巧妙化
AI技術の進化により、詐欺師の参入障壁が大幅に低下しています。これにより、より説得力のある詐欺がこれまでにないスケールで作成されるようになっています。詐欺師は社会工学的手法を駆使して、顧客を操作・強要することで、顧客が気づかないうちに行動を促します。
見分け方と対策
行動分析技術の役割 行動分析技術を導入した銀行は、以下のような不審な兆候を検出できます:
- セッション中の能動的な電話通話
- デバイスにインストールされたリモートアクセスソフトウェア
- 新しい受取人を追加する際の不自然な操作パターン
- その他の異常なデバイス動作
利用者が注意すべき点
- 電話をかけながらの銀行取引に注意
- リモートアクセスソフトウェアのインストール要求に応じない
- 急遽、新しい受取人を追加する要求は慎重に検討
- 投資話や就職話で金銭送付を求められたら慎重に
相談窓口
銀行詐欺の疑いがある場合は、直ちに利用している金融機関に連絡してください。各国の金融監督当局や消費者保護機関でも相談を受け付けています。
情報源: ITSitio