軽度認知症の夫が恋愛詐欺で全財産を失う—妻が法的救済を求める
軽度認知症と診断された男性がSNSを通じて恋愛詐欺の被害に遭い、生涯の貯蓄を詐欺師に次々と送金している。妻は離婚と財産保全を検討しており、弁護士から法的アドバイスを受けた。
事件概要
韓国で、軽度認知症と診断された高齢男性がSNSを通じて恋愛詐欺の被害に遭い、夫婦の貯蓄を詐欺師に送金し続けているケースが報告されました。妻は法的アドバイスを求めています。
詐欺の手口
詐欺師は以下のような方法で接近します:
- SNS経由のアプローチ:Facebook、Instagram等のプラットフォームで対象者をターゲット化
- 甘い言葉による信頼構築:「愛している」「一緒に過ごしたい」などの感情的なメッセージで心を掌握
- 継続的な金銭要求:事業資金、医療費、旅費など様々な名目で送金を促す
- 認知機能低下の利用:判断力が低下した高齢者を重点的にターゲット
認知症患者が狙われやすい理由
軽度認知症など判断力が低下した人物は以下の特性を持つため、詐欺師に格好のターゲットになります:
- 新しい関係性の真偽判定能力の低下
- 同じ説得に繰り返し応じる傾向
- 詐欺を指摘されても信じ難い状態
- 家族への隠蔽行動
被害を防ぐポイント
早期発見
- 高齢者のSNS利用の増加に注視
- 通常と異なる金銭移動を監視
- 親密な異性との急な関係構築
具体的な対策
- スマートフォンの送金機能制限
- 定期的な通帳確認と共有
- 認知機能検査の実施
- 家族間でのコミュニケーション強化
- 財産管理者の設置検討
法的対応手段
このケースで考慮される法的措置:
- 離婚訴訟:著しい財産損失は「婚姻継続が困難な重大事由」に該当する可能性
- 財産保全手続き:仮差押えや仮処分による残存資産の保護
- 後見人制度:限定後見や特定後見による本人保護
- 詐欺罪告発:詐欺師に対する民事請求および刑事告訴
実務上の課題
恋愛詐欺加害者の多くは:
- 海外在住
- Telegram等追跡困難な通信手段を利用
- 複数の偽装身分を使用
これらにより、送金済み金銭の回収は困難なケースが大半です。
相談窓口
類似の被害に遭った場合:
- 地元の警察署または詐欺対策窓口
- 消費者保護機関
- 弁護士会無料相談
- 地域福祉事務所(高齢者保護担当)
情報源: 헤럴드경제