WhatsAppの「ゼロクリック」詐欺:古い端末ユーザーが狙われ、親族への送金詐欺に
WhatsAppの脆弱性を悪用した「ゼロクリック」詐欺が、古い端末ユーザーを標的にしています。ハッカーは被害者のWhatsAppアカウントに不正アクセスし、親族になりすまして緊急送金を要求するメッセージを送信します。スペインでは既に50件以上の被害報告が上がっており、専門家は端末とアプリの定期更新を推奨しています。
手口の概要
この詐欺は、WhatsAppの脆弱性を悪用した「ゼロクリック」攻撃です。被害者がクリックなどのアクションを起こさなくても、ハッカーは不正にアカウントにアクセスできます。
具体的な手口
- 古い端末が標的:セキュリティアップデートが適用されていない古い携帯電話やタブレットが狙われます
- アカウント乗っ取り:ハッカーはWhatsAppの脆弱性を利用して被害者のアカウントに侵入します
- 成りすまし送信:乗っ取ったアカウントから親族や友人に向けてメッセージを送信します
- 感情に訴える詐欺:「緊急の病院代が必要」「トラブルに巻き込まれた」など、切実な状況を装い送金を要求します
- 痕跡隠滅:ハッカーはWeb版のWhatsAppを使用して別の端末からメッセージを送り、送信後に削除して、本人が気づかないようにします。一方、受信者には常にメッセージが表示されたままです
見分け方・警戒ポイント
- 親族や知人からの急な送金要求メッセージが届いた場合、その人に直接連絡(電話など別の手段)で確認してください
- 「パスポート紛失」「クレジットカード盗難」など、通常と異なるシチュエーションの説明があれば要注意です
- 通常と異なる文体・言い回しの違いに気をつけてください
- 相手が本当に困っているか、別の連絡手段で確認することが重要です
被害を防ぐポイント
- 端末を定期的に更新:iOSやAndroidの最新版へのアップデートを必ず実施してください
- アプリを常に最新版に:WhatsAppなど、定期的にセキュリティ更新がされるアプリは常に最新版を使用してください
- 接続デバイスの確認:WhatsApp設定内で「リンク済みデバイス」をチェックし、身に覚えのない接続がないか確認します
- 不正アクセスがあったら即削除:不明な端末がリンクされていたら直ちに接続を削除してください
- 疑わしいメッセージへの対応:知人からの送金要求に対しては、まず別の手段で本人確認をしてください
相談窓口
- 被害に遭った場合や不正アクセスの疑いがある場合は、WhatsAppに報告してください
- 詐欺被害に関しては、警察(110番)や消費者相談センターに相談してください
- 個人情報が流出した可能性がある場合は、クレジットカード会社や銀行にも直ちに通知してください
情報源: Cosmopolitan.fr