WhatsAppで「ChatGPT」を名乗る詐欺アカウントが増加 本人確認の重要性
香港でWhatsAppを通じてAIやカスタマーサービスを名乗る詐欺アカウントが急増している。実際にChatGPTを装う不審なメッセージが報告されており、詐欺師はAIを悪用して自然な会話やボイスメッセージを作成し、被害者をだましている。警察は2026年7月下旬の2週間で150件以上のWhatsApp乗っ取り詐欺を記録し、被害額は2600万香港ドルに達している。
詐欺の仕組み
WhatsAppで見知らぬアカウントから突然メッセージが来て、「ChatGPT」「OpenAI」「カスタマーサービス」などを名乗るケースが報告されています。これらは詐欺師による詐称です。
OpenAIが公表した調査によると、詐欺師はカンボジア周辺の犯罪組織に由来する可能性が高く、AI技術を悪用して以下のことを行っています:
- 自然な会話文の作成:中国語と英語を混ぜた自然な文章を生成
- ボイスメッセージの偽造:AI技術で家族や友人の声を模倣
- 多言語対応:異なる言語を話す被害者にアクセス
- 詐欺スキームの支援:投資詐欺、恋愛詐欺、なりすまし詐欺などに利用
見分け方と警告信号
OpenAIやChatGPTが絶対にしないこと:
- WhatsAppの見知らぬ番号から突然連絡することはない
- 個人の携帯番号からメッセージを送らない
- 正規サービスは公式ウェブサイト、公式アプリ、OpenAIが公式に発表したチャネルのみを使用
詐欺メッセージの特徴:
- 自称「AI」「カスタマーサービス」「官庁」「配送会社」など、権威を装う
- 以下の情報を要求してくる:
- WhatsApp確認コード(6桁)または一時パスワード
- 銀行口座、クレジットカード情報、オンライン銀行ログイン情報
- 身分証番号、住所、パスポート、自撮り認証写真
- 不明なリンク、APKファイル、設定プロファイルのダウンロード
- 投資計画への参加、単価上げ、副業、「AI副業」プログラムへの参加
- 緊急理由による送金、プリペイドカード購入、代金回収
被害を防ぐためのポイント
1. 見知らぬアカウントと個人情報を共有しない 「遊びのつもり」でも、名前、勤務先、住所、誕生日、銀行情報、家族の情報などを教えてはいけません。これらの情報はフィッシング話術を構築するために悪用されます。
2. WhatsApp確認コードは絶対に知らせない 6桁の確認コードを読み上げたり、転送したり、スクリーンショットを撮らせたりしてはいけません。これはアカウント乗っ取りの重要な認証情報です。
3. 送金要求は必ず本人確認 「親友」から送金、借金、購入代行、ギフトカード購入、送金要求を受けても、ボイスメッセージが添付されていても、必ず電話で本人に確認してください。元のWhatsApp会話で「これはあなたですか」と聞くだけでは不十分です。アカウント自体が乗っ取られている可能性があります。
4. WhatsApp二段階認証を有効にする 設定→アカウント→二段階認証で、6桁のPINコードを設定し、メールアドレスを登録します。詐欺師がSMS確認コードを取得しても、追加の保護層がある場合があります。
5. 接続デバイスを定期的に確認 設定→接続デバイスで、見覚えのないコンピュータ、ブラウザ、デバイスがないかチェックします。異常が見つかった場合は、すべての未知のデバイスからログアウトし、関連するアカウントパスワードを変更します。
相談窓口
- 詐欺疑い:直接ブロック・報告するか、不審なメッセージに返信しない
- すでに情報提供/リンククリック/確認コード転送/送金した場合:銀行、警察、WhatsAppサポートに直ちに連絡
- 香港警察「防詐易」ホットライン:18222
注意
AIは便利なツールですが、詐欺師も悪用します。自称「AI」「カスタマーサービス」のアカウントは必ず疑い、個人情報や金銭は絶対に提供しないでください。
情報源: Ezone