【手口解説】マッチングアプリ・SNSで信頼を築いてから暗号資産に誘導する「ピッグブッチャリング」詐欺
マッチングアプリやSNSで数週間〜数ヶ月かけて信頼関係を築いた後、偽の暗号資産投資サイトに誘導して資産を騙し取る「ピッグブッチャリング」と呼ばれる手口が世界的に急増しています。
手口の概要
「ピッグブッチャリング(豚の屠殺)」は、豚を太らせてから出荷するように、被害者との関係をじっくり育ててから一気に資産を奪う手口を指す隠語です。詐欺グループはマッチングアプリやSNSのダイレクトメッセージで接触し、恋愛感情や友情を装いながら数週間〜数ヶ月にわたってやり取りを重ねます。
信頼関係ができた頃合いを見て、「自分も使っている」として偽の暗号資産投資アプリやサイトを紹介し、少額の入金から始めさせます。初期段階では出金にも成功させて信用させ、徐々に投資額を引き上げさせた後、まとまった金額を入金させたタイミングで出金できなくなり、相手と連絡が取れなくなります。
特徴的なサイン
- 出会って間もないのに急速に親密になろうとする
- 直接会うことを避け、理由をつけて先延ばしにする
- 「儲かっている投資」の話題を自然に持ち出してくる
- 指定されたアプリ・サイトが公式のアプリストアに存在しない、または見慣れない名称
被害を防ぐポイント
- オンラインで知り合った相手からの投資話は疑う — どれだけ関係が深まっていても、投資判断とは切り離して考える
- 指定されたプラットフォームを第三者に確認してもらう — 家族や信頼できる第三者、金融機関に相談する
- 出金できることは安全の証明にならない — 少額の出金成功は、より大きな金額を入金させるための仕込みであることが多い
- 写真や経歴を逆検索する — 使われている写真が他人のものである可能性を確認する
相談窓口
被害に気づいた場合は、早めに警察相談専用電話(#9110)や消費生活センター(188)に相談してください。