ドイツの税務ポータル「ELSTER」を装ったフィッシングメールが流行中
ドイツの電子申告ポータル「ELSTER」を装ったフィッシングメールが拡散しています。受信者に添付PDFファイルのダウンロードを促し、個人情報や銀行口座情報などの詳細情報を盗もうとするものです。消費者団体の警告では、不自然な敬語や期限設定、当局らしい表現が特徴とのことです。
手口の概要
詐欺師たちはドイツの税務当局が運営する電子申告ポータル「ELSTER」(Elektronische Steuererklärung)を装ったメールを送信しています。メールには「Mein ELSTER: 通知から同期」といった件名が付けられ、納税者番号(Kennnummer)と付加価値税識別番号が含まれています。メール内には期限(2026年8月4日まで)が記載され、緊急性を強調するとともに、PDF形式の書類をダウンロードするよう受信者を促しています。
見分け方
消費者団体によると、このフィッシングメールには複数の明らかな兆候があります:
- 不自然な敬語:個人を特定しない一般的な表現が使われている
- ファイルダウンロードの要求:メール内のリンク経由でファイルをダウンロードさせようとしている
- 具体性の欠如:メッセージの内容について具体的な説明がない
- 人工的な期限設定:急がせるための期日が設定されている
- 当局らしい表現:公式な当局からの通知に見えるよう意図的に設計されている
本物のELSTERメールはこのような不自然さを含みません。
被害を防ぐためのポイント
- 疑わしいメールは削除する:確認もせず、未読のまま削除またはスパムフォルダに移動させてください
- リンクやファイルをダウンロードしない:詐欺メール内のリンクやファイルは決して開かないでください
- 公式ウェブサイトで確認する:不確かな場合は、ELSTER公式ウェブサイトまたはアプリにアクセスして、同様のメッセージが送信されているか確認してください。メールから直接リンクをクリックしてはいけません
- 個人情報を提供しない:銀行口座情報、納税者番号、パスワードなどの個人情報は決して提供してはいけません
相談・通報先
疑わしいフィッシングメールを受け取った場合は、ドイツの消費者団体(Verbraucherzentrale)に以下のアドレスで報告できます:phishing@verbraucherzentrale.nrw
個人が特定される情報は匿名化された上で、当局の詐欺防止活動に役立てられます。
情報源: teltarif.de