ベトナムで200人以上の外国人が詐欺容疑で逮捕、年間1,500億ドン相当の被害
ベトナム公安当局は、2026年前半に959件のオンライン詐欺事件を記録し、推定約1,500億ドンの損害があったと発表しました。特に、ベトナムに入国した外国人グループが拠点を借りて国際的な詐欺行為を行っているケースが増加しており、200人以上が逮捕されています。
詐欺の概要
ベトナムの公安当局は、オンライン詐欺の急速な拡大と新たな脅威に対応しています。2026年前半だけで959件のオンライン詐欺事件が報告され、推定被害額は約1,500億ドンに上ります。
特に懸念されているのが、ベトナムに入国した外国人グループによる詐欺活動です。これらのグループは拠点を借り受け、国際的な市民を対象とした詐欺行為を実行しています。公安当局は現在までに200人以上の外国人容疑者を逮捕しています。
詐欺の手口
犯罪者たちが使用する主な手口には以下があります:
なりすまし詐欺アプリ:政府機関、税務署、電力会社、銀行などの公式アプリに見せかけた詐欺アプリを制作・配布。個人情報やOTP(ワンタイムパスワード)を盗み出すために使用されます。
ディープフェイク技術:AI技術を使用して、実在する人物や親族の声や映像を精巧に偽造します。これらの偽造映像は、お金の緊急送金を要求する詐欺電話に利用されています。
生体認証システムの回避:国際的な犯罪組織はオンライン取引における顔認証やその他の生体認証を突破する技術を開発・販売しています。
モバイル端末を狙った攻撃:2025年だけで、ベトナムで検出された新しいモバイル悪意あるソフトウェアは約63,000種類に上っています。コンピュータと異なり、モバイル端末はセキュリティソフトを導入していないユーザーが多いため、狙われやすくなっています。
特に注意が必要な詐欺パターン
ランサムウェア攻撃:中小企業はセキュリティリソースの制限から、データを暗号化され金銭を要求される被害に遭いやすい傾向にあります。偽りの税務や電力料金通知を用いたアカウント乗っ取りも報告されています。
見分け方・注意点
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公式アプリの確認:銀行やサービスのアプリは、公式ウェブサイトまたは公式アプリストア(AppleのApp StoreやGoogleのPlay Store)からのみダウンロードしてください。
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緊急な送金要求に警戒:親族や上司からの緊急な送金要求は、直接電話や別の方法で本人確認を取ってください。特に映像通話で「確認」しても、ディープフェイク技術が使用されている可能性があります。
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不審なリンクやQRコード:税務署や電力会社を装ったメールや通知に含まれるリンクをクリックしないでください。公式機関は通常、緊急にリンクをクリックさせることはありません。
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OTP(ワンタイムパスワード)は決して他人に教えない:銀行やサービスのスタッフであっても、OTPを要求することはありません。
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生体認証データの保護:指紋や顔認証の登録は信頼できるサービスのみにしてください。
被害を防ぐための対策
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セキュリティアップデートの実施:オペレーティングシステムとアプリケーションは常に最新の状態に保ってください。
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セキュリティソフトの導入:スマートフォンとコンピュータに信頼性の高いセキュリティソフトをインストールしてください。
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パスワードの強化:複雑で一意なパスワードを使用し、複数のサービスで同じパスワードを使い回さないでください。
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二要素認証の有効化:銀行やメールアカウントなど重要なサービスでは、二要素認証を設定してください。
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疑わしい取引の即座の中止:不審な点に気付いたら、すぐに送金を中止し、金融機関に連絡してください。ベトナムの銀行システムでは、不審な活動検知時に約350万人のユーザーに警告が発されており、その多くが送金前に対応できています。
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情報の慎重な管理:公開情報として共有する個人情報を最小限に抑えてください。
相談窓口
詐欺被害を疑う場合は、以下への相談をお勧めします:
- ベトナム警察(119番):詐欺やサイバー犯罪の報告
- 各銀行のカスタマーサービス:不審な取引について
- 国家サイバーセキュリティ協会:詐欺防止ツールとリソースの提供
- オンライン詐欺防止システム(nTrust):詐欺疑いの報告
情報源: VietNamNet News