新学年開始時に急増するオンライン詐欺―学生・保護者を狙った手口に警戒
ベトナム当局は新学年開始前に学生と保護者を狙ったオンライン詐欺が急増していると警告しています。学校費用の搾取、学生証コードの詐取、オンライン誘拐詐欺など複数の手口が確認されており、詐欺師は信頼を構築した後に金銭移動を要求するなど、巧妙な戦術を展開しています。
手口の概要
ベトナム当局によると、新学年2026-2027年の開始を控えて、詐欺師たちはオンライン上で複雑化・巧妙化した詐欺活動を活発化させています。学生の学習環境探索、奨学金獲得、アルバイト機会への需要、および保護者の不安心理を悪用した詐欺が報告されています。
確認されている主な詐欺手口
1. 学校費用詐欺
詐欺師は学校職員や教師になりすましてソーシャルメディア上に偽のプロフィールを作成します。教師の氏名や写真を複製し、親グループやクラスチャットに潜り込みます。信頼を構築した後、授業料・制服代・教材費・健康保険料などを細かく列挙した費用請求書を投稿し、緊急性を強調して金銭移動を促します。詐欺師は個人名や学校名に似た偽の銀行口座を用意して送金を受け取ります。
2. 学生証コード詐欺
詐欺師は自治体警察職員に扮し、学生の身分確認コードがシステム上で不正であると偽って通知します。転校申請が承認されないと不安を植え付けた上で、国民身分証明書のデータ入力や不正なアプリのインストールを要求し、被害者のアカウント乗っ取りを試みます。
3. オンライン誘拐詐欺
これはより危険な手口です。詐欺師は大学や奨学金プログラムの偽のウェブサイトやソーシャルメディアアカウントを作成し、学生に個人情報や身分証明書のコピー提出させます。その後、学生を遠隔地への移動や電話遮断などで孤立させた状態で、詐欺師が被害学生本人になりすまして家族に連絡し、誘拐事件が発生したと嘘をついて身代金を要求します。
別の手法では、詐欺師が警察官や検察官に扮して学生に違法行為への関与を偽造し、秘密保持と隔離を強要した上で、被害学生のアカウントで家族に連絡して誘拐話を作り上げます。
見分け方と対策
学校費用詐欺への対策
- 直接確認: 教師からのメッセージ受信時は、学校に直接電話して確認してください。チャットやメッセージだけで判断しないこと
- 銀行口座の確認: 学校公式ウェブサイトまたは紙の領収書で公式な授業料納入先口座を確認すること
- 急急性への警戒: 「本日中に」「割引がある」など時間制限を示す要求は要注意
- メッセージ送信者の検証: グループ管理者に確認し、偽りのプロフィールでないか確認すること
学生証コード詐欺への対策
- 公式チャネルの利用: 身分証明書番号やパスポート番号などの機密情報は、学校の公式ウェブサイトまたは直接訪問した窓口でのみ提供すること
- 不正なアプリへの警戒: 不明なリンクからアプリをインストールしないこと
- 直接確認: 身分コード関連の通知を受け取った場合は、学校に直接電話して確認すること
オンライン誘拐詐欺への対策
- ウェブサイトの確認: 大学や奨学金の公式ウェブサイトのURLを直接入力して訪問し、検索エンジン結果のリンクには頼らないこと
- 個人情報提供の慎重さ: 身分証明書のコピーや家族の連絡先は正規の申請プロセス以外では絶対に提供しないこと
- 遠隔地への移動要求への警戒: 採用面接や研修が遠隔地を指定する場合は、必ず保護者に報告すること
- 連絡の遮断に注意: 面接参加のため携帯電話を切るよう指示されたら詐欺の可能性が高い
- 家族との連絡保持: 奨学金申請や新入生研修中は保護者と定期的に連絡を取ること
被害に遭った場合の相談先
- 地域の警察本部に直接報告してください
- ベトナム警察の詐欺ホットライン(公式ウェブサイトに記載)に通報してください
- 学校の事務室に詐欺の報告をしてください
特に遠隔地・少数民族地域では情報へのアクセスが限定されやすく、詐欺師に利用されやすい傾向があります。地域内での注意喚起も重要です。
情報源: vietnam.vn