銀行員詐称詐欺が急増、2025年フランスで被害額34%増の516億円
フランスの銀行決済安全観測所(OSMP)が発表した2025年の詐欺統計によると、詐欺師が銀行員などになりすまして被害者を騙す「操作型詐欺」の被害額が34%増加し5億1600万ユーロに達した。全詐欺被害の40%以上を占めるようになり、個人情報流出がこうした詐欺の効果を高めている。
詐欺手口の急速な拡大
2025年、フランスで詐欺師が被害者を直接操作する詐欺が急激に増加しています。銀行決済安全観測所(OSMP)が公表した統計によると、銀行員や金融機関職員になりすまして被害者に不正な送金を承認させる「操作型詐欺」の被害額が前年比34%増加し、5億1600万ユーロに達しました。
全体の詐欺被害額は123億4000万ユーロで、実は3.8%の増加に留まっています。しかし詐欺取引件数は8%減少しているのに対し、被害額は増加していることから、詐欺師がより高額な詐欺に専念していることがわかります。操作型詐欺は全詐欺被害の40%以上を占め、2024年の32.1%から大幅に増加しています。
誰もが標的になる
OSMPの事務局長ジュリアン・ラサル氏は「若年層から高齢者、高所得者層を含むすべての人がこうした詐欺の標的になる可能性がある」と指摘しています。詐欺師は特定の年齢層や社会階級に限定した詐欺を仕掛けるのではなく、幅広い層を狙っています。
データ流出が詐欺を助長
ここ数ヶ月間に明らかになった大規模な個人情報流出が、詐欺師の活動を助長しています。OSMPのデニス・ボー会長によると、盗まれたデータを利用することで、詐欺メッセージの信頼性が大幅に高まるとのこと。例えば、社会保障番号が含まれた社会保障関連の詐欺メッセージは、その番号がない場合よりも格段に信じやすくなります。
詐欺師は盗まれた氏名、住所、口座情報などを利用して、より説得力のある詐欺メッセージを作成できるようになったのです。
詐欺の見分け方
銀行員詐欺の特徴
- 銀行から突然電話やSMS、メールが届き、すぐに認証コードやパスワードを入力するよう促される
- 「不正な取引が検出された」「緊急対応が必要」などという名目で急かされる
- 銀行の公式電話番号から来たように見えるが、実は詐欺師の番号である
- あなたの個人情報(名前、口座番号、社会保障番号の一部)が含まれている
本当の銀行の行動
- 認証コードやパスワード、OTP(ワンタイムパスワード)を電話で聞くことはない
- メール内のリンクをクリックするよう促して認証情報を入力させることはない
- 緊急時でも、既に登録されている電話番号にのみ電話する
対策と防御方法
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銀行に直接確認する
- 不審なメッセージを受け取ったら、その連絡先をクリックせず、銀行の公式番号に直接電話してください
- 銀行のウェブサイトのお客様サービスセクションに記載された番号を使用してください
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認証情報を共有しない
- パスワード、PIN番号、OTP、認証コード、社会保障番号は絶対に他人に教えない
- 銀行職員であっても、これらの情報を電話で聞くことはありません
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メッセージの送信元を確認する
- 詐欺メッセージは、公式の銀行メールアドレスではなく一般的なメールアドレスから来ることがあります
- 銀行のロゴやデザインをコピーしていても、送信元アドレスやURLに不正な文字が混じっていないか確認してください
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個人情報の保護
- パスワードやログイン情報は定期的に変更する
- 公共のWi-Fiでオンラインバンキングにアクセスしない
- データ流出の通知を受けたら、すぐにパスワードを変更する
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二要素認証を有効にする
- 銀行アプリで利用可能な場合は、二要素認証(2FA)を有効にしてください
被害が発生した場合の対応
- すぐに銀行に連絡し、不正な取引について報告してください
- 詐欺の被害に遭った場合は、地域の警察に届け出てください
- フランスでは詐欺をsignal-spam.fr(フィッシング・スパム報告センター)に報告することができます
- 銀行がサポートする場合があるので、払い戻し手続きについて銀行に相談してください
情報源: ici.fr