モスクワの診療所での治療をエサに。85歳の年金受給者が新手の詐欺被害に
ロシアのオレンブルク州で85歳の年金受給者が、モスクワの診療所での治療機会を装った詐欺の被害に遭いました。犯人は慈善基金への寄付という名目で金銭を要求し、さらに治療後に500万ルーブルの保証金を受け取れると約束して被害者を騙しました。
詐欺の手口
被害者の高齢男性に対し、不特定の相手から電話があり、モスクワの医療機関での治療機会を提供すると持ちかけられました。詐欺師は以下の手法で信頼を獲得しようとしました。
- 慈善基金を経由した制度の装い:治療プログラムに参加するには、慈善基金への寄付が必要だと説明
- 高額な保証金の約束:治療終了後に500万ルーブルの返金保証があると言及
- 段階的な金銭要求:初期寄付額として20万ルーブルの送金を指示
被害者は指示に従って指定口座に20万ルーブルを送金しましたが、その後、詐欺師は連絡を絶ち、詐欺が判明しました。
警戒すべき兆候
- 医療機関が「慈善寄付」を治療の条件にすることはありません
- 初対面で治療費の前払いや寄付を要求するのは詐欺の典型的パターンです
- 過度に高額な保証金や返金の約束は信憑性に欠けます
- 正規の医療機関は一般向けに無差別電話営業を行いません
被害防止のポイント
- 第三者の確認:治療機関の情報は、提供者から独立した情報源で必ず確認してください
- 前払いの拒否:医療費の大幅な前払いや寄付要求に応じないこと
- 家族への相談:高額な送金が必要なケースは必ず家族や信頼できる人に相談しましょう
- 返金保証の疑い:医療治療後の現金返金を約束する医療機関は実在しません
- 録音・記録:不審な電話は相手の発言や電話番号を記録しておくこと
相談・報告先
ロシアにおける同様の詐欺被害は以下に報告できます:
- 地域の警察(МВД)に刑事告訴
- 金融監視局(ФНС)への報告
- 消費者保護機関への相談
このケースは「詐欺罪」(ロシア刑法第159条第2項)として起訴されており、最高5年の懲役刑が適用される可能性があります。
情報源: Урал56.Ру