高齢者を狙った銀行詐欺事件、生体認証を悪用した融資詐欺で22人以上が被害
ブラジルのトカンティンス州で、高齢者など社会的に脆弱な立場の人々を対象にした詐欺事件が発覚しました。容疑者らは被害者を銀行に連れていき、生体認証の更新などの名目で、実際には融資を不正に契約させていました。少なくとも22人が被害を受け、約78,814レアル(日本円で約200万円相当)が詐取されたとみられています。
詐欺の手口
この詐欺事件では、容疑者らが以下のような方法で被害者を欺いていました:
- 被害者を銀行に連れていき、「生体認証の更新」「給付金の手続き」「行政手続き」などの名目を理由に来店させる
- 被害者は銀行での実際の手続きの内容を理解していないまま、生体認証(指紋や顔認証)を使用させられる
- その際、実は融資契約や送金指示に同意させられている
被害の実態
警察の調査により、以下が判明しています:
- 被害者数:少なくとも22人(主に高齢者や社会的に脆弱な立場の人々)
- 総被害額:約78,814レアル(被害者の銀行データから追跡)
- 被害事例:81歳の識字障害者が約2,800レアルの融資を無断で契約させられた
- 詐取金の流先:2つの口座に分散、一つには約44,200レアル、もう一つには約34,500レアルが集約されている
見分け方・注意点
- 銀行職員を名乗る人が突然連絡してきて、銀行への来店を促す場合は注意する
- 生体認証を求められる場合、その理由を明確に理解してから同意する
- 書類や契約内容をよく読まずに署名・認証してはならない
- 高齢者や家族が銀行に行く場合、事前に銀行に連絡して手続き内容を確認する
被害を防ぐポイント
- 銀行が行う生体認証の更新・確認は極めて限定的。理由なく更新を求められることはほぼない
- 融資やローンに同意する場合、必ず本人が内容を理解し、書面に署名する
- 不明な点がある場合は、その場では同意せず、家族や信頼できる第三者に相談する
- 銀行口座への不正なアクセスがないか定期的に確認する
相談窓口
情報がある場合は、ブラジルのトカンティンス州警察に連絡してください。
容疑者は現在逃走中です。自身の判断で接触することは避け、警察に情報提供してください。