銀行フィッシング詐欺が急増、SMS詐欺は146%増加
ドイツの銀行顧客がセキュリティ更新を装ったフィッシング詐欺に狙われています。DKBやSparkasseの顧客が偽のログインページに誘導され、アクセス情報を盗まれています。同地域ではSMS詐欺が146%増加し、当局も対策を強化しています。
詐欺の概要
ドイツの複数の銀行の顧客が、セキュリティ更新を装った巧妙なフィッシング詐欺の標的になっています。犯人たちは銀行職員になりすまし、偽のメールやSMSを送信して顧客をだまし取ろうとしています。
手口の詳細
DKB顧客を狙った詐欺
DKB銀行の顧客には、改善されたシステムのセキュリティチェック機能が搭載されたとして、メールが送信されています。メール内のリンクをクリックすると、本物のサイトと見分けがつかない偽のログインページに誘導されます。ここでユーザーIDやパスワードなどの認証情報を入力させられます。
Sparkasse顧客を狙った詐欺
Sparkasse銀行の顧客に対しては、システムアップデートを理由に緊急で確認が必要だという内容のメールが送信されています。なかには「確認期限は7月22日まで」といった期限を示唆し、急かす文言が含まれていることもあります。さらに悪質なものは、期限内に対応しなければ口座が凍結されるという脅迫めいた記述も見られます。
見分け方・警告サイン
- 送信者の確認:銀行が正式なメールアドレスからの送信であるか確認してください。個人的なメールアドレスや疑わしいドメインからの場合、詐欺の可能性が高いです
- 緊急性を強調する表現:「今すぐ確認してください」「期限は○月○日」といった期限を急かす表現
- リンク先の確認:メール内のリンクをクリックする前に、URLバーでアドレスが正当なものか確認してください
- 文法やスペルの誤り:公式なメールにしては不自然な日本語表現や誤字がないか確認してください
- 個人情報の要求:銀行が正規のメールで、パスワードやPIN、認証番号などの個人情報をメール経由で要求することはありません
被害防止のポイント
メール内のリンクをクリックしない:銀行からの連絡だと思ったら、メール内のリンクではなく、ブラウザのアドレスバーに直接銀行の公式サイトのURLを入力して訪問してください
電話で確認:メールの内容が本当かどうか疑わしい場合、銀行の公式ウェブサイトに掲載されている電話番号に直接連絡して確認してください
認証情報は絶対に共有しない:銀行はメールやメッセージで認証情報やパスワードの入力を求めることはありません
二段階認証の有効化:オンラインバンキングアカウントで二段階認証を有効にすることで、たとえ認証情報が盗まれても、追加の認証ステップにより不正アクセスを防ぐことができます
セキュリティソフトの導入:定期的に更新されるセキュリティソフトウェアを導入し、フィッシング対策機能が有効になっていることを確認してください
統計情報
ドイツのヒルトブルクハウゼン郡では、2026年上半期にSMS詐欺の報告件数が146%増加しました。また、オンラインショップでの詐欺は134%増、コンピュータへの不正アクセスを試みるマルウェアの感染は69%増加しています。
パキスタンでは2025年の銀行詐欺の苦情が4,615件に上り、フィッシング攻撃の数は2019年以来10倍に増加しています。
相談窓口
- ドイツ:詐欺の疑いがある場合、地元の警察(110番)またはドイツ連邦警察庁(BKA)に報告してください
- 日本:類似の詐欺の報告は、警察相談専用電話(#9110)やお住まいの地域の警察署にご連絡ください
- 金融機関:直ちに取引先の銀行に連絡し、被害状況を報告してください
情報源: BornCity