世界詐欺最前線世界の詐欺ニュースと手口を毎日更新
← トップに戻る
高齢者詐欺公開日: 2026年10月16日フランス

支払い端末を悪用した高齢者詐欺、48歳男性を逮捕 フランス東部で16件の被害

フランス東部のオルナンで、支払い端末を使用して高齢者をだまし、銀行口座から不正に金を引き出していた48歳の男が逮捕されました。建築関連の企業名を騙りながら報奨金の名目で被害者に支払い端末を操作させる手口で、70~94歳の高齢者16人から計26,000ユーロ以上をだまし取っていました。

詐欺の手口

逮捕された容疑者は、商用車で移動しながら住宅の壁に貼られた建築企業の広告看板を探していました。これらの看板は、建築業者が工事完了後に自社の施工実績を示すために残す標識です。

容疑者は該当する企業の代表者であると名乗り、その看板が顧客獲得に役立ったと説明します。その後、150ユーロなどの報奨金を銀行口座に振り込むと約束しました。しかし実際には、支払い端末を使用して被害者の銀行カードから不正に金を引き出していました。多くの場合、一度に2,000ユーロもの金額が引き出されました。

被害の実態

今回逮捕された容疑者に関連する16件の詐欺事件が確認されています。被害者は全員が高齢者で、年齢は70~94歳でした。6月以降の被害総額は26,000ユーロに上りますが、詐欺行為は前年から始まっていたと見られています。

捜査は困難を極めました。容疑者が盗んだ金を自分の口座ではなく、プリペイドカードに送金していたためです。実際の逮捕につながったのは、被害者の通報でした。

見分け方と注意点

  • 予期しない訪問者に注意する:家の看板について言及する訪問者が来た場合、その企業に直接電話で確認してください。
  • 支払い端末の使用を疑う:報奨金や返金の名目であっても、支払い端末の使用をむやみに許可してはいけません。
  • 銀行カード番号の入力:見知らぬ人の前で銀行カード番号やPINを入力することは避けてください。
  • 少額の報奨金は不自然:実際の工事業者が看板掲載の報奨として現金を支払うことはほぼありません。

被害を防ぐための対策

  1. 自宅の看板に関する訪問者は、必ず企業に直接確認してから応じる
  2. 支払い端末の操作は見知らぬ人には許可しない
  3. 報奨金や払い戻しの話を持ちかけられた場合は、必ず家族や警察に相談する
  4. 不審な訪問や電話があった場合は、すぐに地元の警察に通報する

相談窓口

このような詐欺の疑いがある場合は、フランスの憲兵隊(Gendarmerie)または地域の警察署に通報してください。被害を受けたかどうか確信が持てない場合でも、当局に通知することが重要です。

情報源: ici.fr

シェア